KAKEHASHI Tech Blog
https://kakehashi-dev.hatenablog.com/
カケハシのEngineer Teamによるブログです。
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カケハシの薬局向けBIツール開発とは?
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薬局業界全体のデータドリブン化を推進する『Musubi Insight』。カケハシが提供する薬局向けBIツールです。今回は、Musubi Insightチームのプロダクトリード・齋藤晋二とエンジニア・高田祐輔が登場。『Musubi Insight』が迎える新たな局面、そしてそのタイミングを一緒に迎えるための、求めるエンジニア像を語りました。「医療業界の知識がないから」とカケハシへのチャレンジをあきらめていた方、ぜひご覧ください。 薬局向けBIツール『Musubi Insight』でできること Musubi Insightチーム / Product Lead 齋藤 ──── 『Musubi In…
6時間前

カケハシらしさを作るための、「戦わない」という戦い方
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カケハシ Advent Calendar 2025の25日目の記事になります。 こんにちは、カケハシでCTOをやっているゆのん(id:yunon_phys)です。 CTOになってから2年近く経ちますが、プロダクト開発で直面する全ての事象に真正面から向き合うことが難しいと感じる場面が多いです。品質高くものを作りたい、多くの機能を実装したい、問題は起こしたくない・起こしたとしても最小限に留めたい、どういう技術を採用すべきか、などなど・・・。もちろんこれらは常に向き合い続けてはいるものの、カケハシはスタートアップで、時間も人もお金も限られている中で最大の成果を出さなければいけないというプレッシャーが…
1日前

みんなでマネジメント〜マネージャーがボトルネックにならない自己管理型チームの仕組みづくり
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はじめに こんにちは、カケハシでHoE(Head of Engineer)をやっている小田中です。2023年10月に入社してから、はや2年。「日本の医療体験をしなやかにする」を実現するための濃密な日々は自分自身を大きく成長させてくれている、と日々実感しています。今年のアドベントカレンダーでは、「マネージャーがボトルネックにならないチームづくり」をテーマに筆を執りました。 エンジニアリングマネージャーに求められること カケハシでは、エンジニアリングマネージャー(以下、EM)に期待することをCTOのゆのんさんが言語化してくれています。 正しい方法で短期的な事業成果を追求する チームの活動に明確な意…
2日前

AIとMCPでテストデータをサクサク作ろう!
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はじめに こんにちは。PE新規サービス開発チームでソフトウェアエンジニアをしている荻野です。 こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2025 の 22日目の記事です。 私が所属するチームでは、新規事業のために社内のさまざまなプロダクトやデータを連携させる取り組みを行っています。 その様子については以下の記事をご覧ください。 kakehashi-dev.hatenablog.com 例えば、調剤薬局向け次世代型の業務支援サービス『Musubi』と患者フォローアプリ『Pocket Musubi』を連携させたり、既存プロダクトに蓄積された医療コンテンツを別のサービスで活用したりと、…
3日前

カケハシ データ組織 2025年の振り返り
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こちらの記事はカケハシ Advent Calendar 2025 の 23日目の記事です。 こんにちは。Data, AI領域でHead of Engineeringをしている鳥越です。 「師匠も走る師走」という言葉通り、私も最終営業日までバタバタと走り回る予感がしています。ただ、年末の最重要ミッションの一つとして、🎅さんにSwitch2のお願いをしており、在庫不足で大丈夫かな、、、と不安だったのですが、先ほど仕入れられたと連絡がきまして、ひとまずホッとしているところです。小学生の息子も喜ぶと思います。 さて、今日は一旦立ち止まって、私の組織の2025年を振り返っていきたいと思います。また私事で…
3日前

新認証基盤への移行コストを最小化するフロントエンドリファクタリング
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こんにちは。AI在庫管理チームでソフトウェアエンジニアをしている江藤です。 現在、カケハシでは認証基盤を新しくしていて、AI在庫管理チームではその新しい認証基盤(以下、「認証ポータル」と呼びます)への移行準備を進めています。 今回は、AI在庫管理のフロントエンドにおける認証方式の移行に際して、切り替え時のコード修正コストを最小化するためにどのように実装したかを紹介します。 この記事が次の2点について考えるきっかけになれば幸いです。 移行しやすい実装の作り方: ライブラリ固有の処理をアプリから切り離し、差し替え可能にする考え方 feature flag の使いどころ: 切り替えロジック(分岐)を…
6日前

プログラマのための Functor・Applicative Functor・Monad 入門
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はじめに 認証・権限管理基盤チームでソフトウェアエンジニアをしている金子です。 「Monad(モナド)」という言葉をご存知でしょうか。Haskell を少し触ったことがあれば、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか(私もその一人です)。Monad は圏論という数学の分野から来た概念であり、数学的に正確な理解を得るのは簡単ではありません。 しかし、プログラミングでの利用シーンに限定すれば Monad は「抽象化のパターン」の 1 つでしかありません。 本記事では、Haskell と TypeScript の両方でコード例を示しながら、Functor → Applicative Funct…
8日前

スクラムを利用した開発で見積もりを絶対値から相対値に変えたら、チームの議論が深まった話
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こんにちは。認証・権限管理基盤チームでソフトウェアエンジニアをしている坂本です。 私たちのチームではスクラムを採用しており、毎週のスプリントプランニングではエンジニア全員でプランニングポーカーによる見積もりを実施しています。 今回の記事では、見積もりの基準を「絶対値(作業時間)」から「相対値(他タスクとの比較)」に変えただけで、見積もりの品質やチームの議論がどう変わったのかを紹介します。 この記事はカケハシ Advent Calendar 2025 の 17 日目の記事です。他の記事も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。 なぜ見積もりを実施するのか 課題:絶対見積もりの限界 課題1: 議論…
9日前

既存システムへの仕様駆動開発ツールの選定・導入・運用
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 16日目の記事になります。 はじめに Pocket Musubiチームでソフトウェアエンジニアをしている牧野です。 私たちのチームでは、既存システムへの機能追加のプロジェクトにおいて仕様駆動開発(Specification-Driven Development)を行っています。 本記事では、ツールの導入検討から実際の運用、チーム全体での学習プロセスまでを具体的に紹介します。 仕様駆動開発とは 仕様駆動開発は、仕様書(spec)を起点として開発を進める手法です。仕様書をSingle Source of Truth(信頼できる…
10日前

TypeScriptのテストにはas const satisfiesが便利です
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 14日目の記事になります。 はじめに こんにちは、kosuiこと岩佐 幸翠(@kosui_me)(id:kosui_me)です。カケハシで認証基盤・ライセンス基盤・組織階層基盤などのプラットフォームシステムを開発・運用する認証・権限管理基盤チームのテックリードをしています。 認証・権限管理基盤チームではサーバサイドTypeScriptにて基盤システムを開発・運用し、利便性にフォーカスしたTypeScriptの型システムをうまく活用しながら、堅牢で拡張性の高いシステムを目指しています。以下の記事もぜひご覧ください。 課題 T…
12日前

カケハシでの発信活動が教えてくれた仕事の楽しさ
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こんにちは、AI在庫管理のプロダクト開発をしているソフトウェアエンジニアの鳥海 (X: @toripeeeeee)です。 今まで発信活動もほとんど行っておらず、発信することに対して苦手意識もある私が、カケハシに入社してから発信活動を始めたところ、予想以上に仕事が楽しくなってきました。そこで、カケハシで発信活動をやり始めたきっかけや、テックブログの執筆や登壇を通じて得られた学びや気づき、そして何より仕事の楽しさが増していく実感についてお話ししたいと思います。 この記事は、カケハシアドベントカレンダー12日目の記事です。 発信活動をし始めたきっかけ アドベントカレンダーなどのイベント時のテックブロ…
14日前

Terragrunt実践Tips5選 ─ さらにDRYに書くための上級テクニック
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AI在庫管理の開発チームでバックエンドエンジニアをしている沖(@takuoki)です。 最近、新しい環境でインフラをゼロから構築する機会があり、Terragruntを採用しました。採用した一番の理由は、複数環境の設定をもっとDRY(Don't Repeat Yourself)に書きたかったからです。というのも、AI在庫管理でもTerraformを利用していますが、複数環境を用意するために全環境で共通の設定をコピペで使い回している箇所が多くあり、何が共通の設定で何が環境依存の設定なのかが区別しにくくなっていたためです。 TerragruntでDRYに記述する基本的な方法は、「terragrunt…
15日前

タスクの棚卸しをAIにやってもらいたい
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こんにちは、カケハシのMusubi基盤開発チームでSREをしているmorityです。 これは、カケハシ Advent Calendar 2025 の10日目の記事です。 はじめに 当時の私は入社3ヶ月目で、既に作成されているチケットの背景や詳細をあまり知らない状態でした。Musubi基盤開発チームではJiraでタスク管理を行っており、エピックやチケットをきちんと起票して管理する文化は根付いていたのですが、差し込み案件なども多く、着手したが止まってしまったり、途中で優先度が変更されたままのエピックやチケットも数多くありました。 そこで今回、AIを活用してある程度機械的にチケットを棚卸しし、継続し…
16日前

Terraform × Claude Codeで属人化を解消:Datadogモニター設計を改善してわかりやすくする実践例
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はじめに こんにちは、PocketMusubiチームでエンジニアをしている南光です。 こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 9日目の記事になります。 さて、Datadogのモニター(アラート)設定、こんな経験はありませんか? 「閾値、とりあえず10件にしておくか...」 「この設定、なんでこの値なんだっけ?」 「レビューで指摘したいけど、自分も正解がわからない」 監視設定には明確な正解がありません。サービスの特性、運用体制、SLAによって適切な値は変わります。そのため、設定が属人化し、レビューも「なんとなくOK」になりがちです。 この問題を解決するために、2つ…
17日前

モノレポ と「育つ仕様書」で実現する、LLM時代のマルチ言語システム構築
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 8日目の記事になります。 はじめに ソフトウェアエンジニアのkackyです。 「kintoneの契約データを、Databricks経由でAWS上のプロダクトに同期したい」 このような要件を受けたとき、どのような開発ステップが浮かぶでしょうか? kintoneのデータ構造を理解する プロダクト側のAPI仕様を把握し、TypeScriptで書かれたバックエンドと連携する。必要に応じて機能追加する 名寄せ処理のビジネスロジックをDatabricksで正確に実装し、検証する 人手でこれらすべてを横断的に把握し、整合性を保ちながら開…
18日前

エンジニアがカンファレンスのブース対応をして良かったこと
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こんにちは、AI在庫管理のプロダクト開発をしているソフトウェアエンジニアのもっち(X: @mottyzzz)です。 普段はプロダクトやシステムと向き合う日々を送るソフトウェアエンジニア(以下エンジニア)の皆さん、技術カンファレンスでブース対応と言われると、「知らない人とコミュニケーションするの苦手…」「エンジニアは機能開発に専念していた方が良いのでは」などと身構えてしまう方もいるのではないでしょうか。実は、このブース対応には私たちエンジニアにとって新しい発見や学びがたくさん詰まっています。 今年も何度か参加したカンファレンスのスポンサーブースのブース対応がとても楽しかったので、その経験から良か…
20日前

生成AIフレンドリーなフロントエンド基盤をつくる
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 5日目の記事になります。 こんにちは。生成AI研究開発チームでソフトウェアエンジニアをしているNokogiri(@nkgrnkgr)です。 はじめに 私たちのチームでは、新規プロジェクトを始めるにあたり、今後少ない人数で保守性の高いコードを高速に開発できることを目標にフロントエンド基盤を整えることにしました。その過程で、生成AIにコードを書いてもらいつつ、保守性の高いコードを書けるのかを探求しています。 CursorやClaude Codeなどの生成AIツールを使った開発が一般的になってきました。生成AIはコードを書く速度…
21日前

LLM のフォールバックをどうテストする? Node.js で手軽に障害再現&カオスエンジニアリング
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 4日目の記事になります。 はじめに 生成AI研究開発(GenAI)チームでソフトウェアエンジニアをしている坂尾です。 私たちのチームでは、生成 AI を利用したサービスを開発しています。このサービスでは、Google の Gemini や AWS の Bedrock など、外部 LLM サービスを利用しています。 なお、外部 LLM サービスの利用にあたっては、カケハシでは社内ガイドラインに基づいた厳格なガバナンス体制を設けています。具体的には、CoE(Center of Excellence)組織を中心に、学習データへの…
22日前

2025年のカケハシSRE組織をふりかえる
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 3日目の記事になります。 はじめに カケハシのSRE組織は、各プロダクトにEmbedded SREが入り、横断側のPlatform SREが全体最適を支える形で動いています。 参考資料: How SRE teams are organized, and how to get started - Google Cloud Blog 2024年末には、技術・組織の複雑化に伴い、横断フィードバックループと役割/責任(RACI)の明確化が不可欠だという課題意識を置いていました。 2025年の前進を一言でまとめると、次の2つです。 …
23日前

爆速でプロダクトをリリースしようと思ったらマイクロフロントエンドを選んでいた
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こんにちは。生成AI研究開発チームでソフトウェアエンジニアをしているNokogiri(@nkgrnkgr)です。 本記事は、2025年9月21日に開催されたフロントエンドカンファレンス東京での発表内容をブログ記事としてまとめたものです。 発表資料はこちらです。 はじめに カケハシでは、約10年運用されているクラウド型電子薬歴システム「Musubi」に生成AI機能を搭載するプロジェクトに取り組みました。その際に採用したのがマイクロフロントエンドというアーキテクチャです。 本記事では、なぜマイクロフロントエンドを選んだのか、どのように実装したのか、そして実際に導入して見えてきた課題と工夫について紹…
24日前

PdMがAI×Databricksで5分待ちの外注システムからデータを取り戻すまで
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こちらの記事は カケハシ Advent Calendar 2025 の 2日目の記事になります。 こんにちは!データが好きすぎる梶村(@n_kaji_kaji)です。 カケハシで薬局向けの在庫管理発注システムである「AI在庫管理」というプロダクトのPdMをしていますが、データが好きすぎて担当領域を超えて子会社のデータ移管を行いました。 皆さんの会社にはパッケージの外注基幹システムや開くのに5分かかる巨大なExcelはありますか? 私たちの子会社のファルマーケットには、その両方がありました。 今回は、リソースが限られる中でDatabricksとCursorをフル活用し、ガチガチに固まったレガシー…
24日前

VPoTとしての2025年。手を動かし続けていたい。
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こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやってます。今年は自分にとって、これまで以上に挑戦の多い年でした。年初には自分がVPoTになるなんて全く想像もしていませんでした。この記事では自分にとっての2025年をふりかえってみようと思います。 と、その前に カケハシのアドベントカレンダーはじまります! 2025年も残すところあと1ヶ月ですね!カケハシのアドベントカレンダーはじまります!エンジニア以外にもデザイナーやPdMなど、いろんなメンバーがエントリーしてくれているので、どんな記事が出てくるのか今から楽しみです。 最新情報は @kakehashi_dev で…
25日前

コーディングエージェントのカスタムコマンドでGit操作を効率化
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こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやっています。今日は、僕が使っているCursorのカスタムコマンドを2つ紹介します。 カケハシではコーディングエージェントとして、Cursor、Claude Code、GitHub Copilot、そしてDevinを利用できます。その中で僕はメインではCursorを使用しています。最近だと、Cursorを使ってTerraformによるAWSのインフラ構築をやっていて、便利だなーと思っています。 そんな日々の作業の中で、コミットとプルリクエストの作成をよく実施しているので、その2つをCursorのカスタムコマンドとして…
1ヶ月前

患者価値に突き進み、新たな事業の可能性を切り拓く。新規サービスチームの最高に幸せな日々
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カケハシの主力プロダクトといえば、クラウド型電子薬歴『Musubi』。現在、『Musubi』を活用した新たなビジネスの立ち上げがハイスピードで進んでいます。 そのプロジェクトを担う「PE新規サービス開発チーム」から、プロダクトマネージャー(PdM)の糟野、エンジニアの荻野と種岡に話を聞きました。 患者さまに治療意識を高めていただくためのプロダクト開発とは? プロダクトマネージャー・糟野 ──── まずは、「PE」とは何か、説明してもらえますか? 糟野:PEとは、「Patient Engagement」の略称で、患者さん本人が自身の治療や健康維持に積極的に関わっていく姿勢を表した言葉です。 PE…
1ヶ月前

YAPC::Fukuoka 2025 協賛レポート
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カケハシで技術広報を担当している櫛井です。 カケハシは2025年11月14日(金)〜15日(土)に開催されたYAPC::Fukuoka 2025にて、Platinumスポンサーを務めました。また、休憩エリアにて本格コーヒーを提供するコーヒースポンサーも実施いたしました。 yapcjapan.org こちらのエントリでは、当日の会場での様子をご紹介いたします。 カケハシが実施したスポンサー カケハシはPlatinumスポンサーとしてブースを出展し、薬局向けに展開しているクラウド型電子薬歴「Musubi」や医薬品在庫管理・発注システム「Musubi AI在庫管理」をご紹介しました。また、今回のイベ…
1ヶ月前

CodeRabbitとDevinを使ったコードレビューと自動修正のワークフロー
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こんにちは、カケハシのAI在庫管理チームでバックエンドエンジニアをしている今江です。 今回は、CodeRabbitの導入検証中に調査したDevinとの連携方法についてご紹介します。 CodeRabbitは、AIがプルリクエスト(PR)を解析し、コードの改善点やバグの可能性を自動で指摘してくれるツールです。 Devinは、AIが自律的にコードを生成・修正するツールです。PRの作成はもちろん、PR上のレビューコメントに反応して修正作業まで実行してくれます。 PRをレビューしてコメントしてくれるCodeRabbitと、PRのコメントに反応して修正してくれるDevinを連携させることで、自律的にPRの…
1ヶ月前

TypeScriptの宣言的な配列操作 - ビジネスロジックを明確にする
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はじめに こんにちは、kosuiこと岩佐 幸翠(@kosui_me)です。カケハシで認証基盤・ライセンス基盤・組織階層基盤などのプラットフォームシステムを開発・運用する認証権限基盤チームのテックリードをしています。 LLMの登場以降、コードを自動生成することがかなり一般的になってきました。しかし、人間であれLLMであれ、コードの品質を維持するためにはコーディングスタイルの一貫性が重要です。例えば、配列操作ひとつをとっても、手続き的なスタイルと宣言的なスタイルが存在し、それぞれの選択がコードの可読性や保守性に影響を与えます。 この記事では、TypeScriptにおける配列操作の宣言的スタイルにつ…
1ヶ月前

CTOがEngineering Managerに期待する7つのこと
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こんにちは、カケハシのCTOのゆのん(id:yunon_phys)です。カケハシではEngineering Manager(EM)に期待することを、特にリーダーシップとチームマネジメントの側面にフォーカスして言語化し、行動や言動に対して組織全体として一貫性のあるようにしています。本記事では、その期待することを社外公開用にリライトしたものです。 組織によって文化や価値観は異なりますが、EMに求められる役割について一つの視点として参考にしていただければ幸いです。 1. 正しい方法で短期的な事業成果を追求する 「正しい」という言葉の定義はコンテキストによって変わりますが、ここでは誰かが理不尽な思いを…
1ヶ月前

社内SREゼミ_信頼性向上編での参考資料
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以下資料は先に実施したSREゼミ_信頼性向上編で利用したものです。Well Architected Frameworkの信頼性の柱、その補足資料として読み合わせに使ってください。 Well Architected Frameworkを読み解きながら、信頼性が高まる設計を学びます。 信頼性のほうがメインです。 特に信頼性を高めたい設計者、あとはWell Architected Frameworkを学びたいエンジニアが対象です。 目標: 背景を理解し、基礎技術力を向上させ、設計ポイントが他人に説明できるようになる コンテンツのありか ホワイトペーパー(日本語) どれくらい理解すべきか 一行一行, …
2ヶ月前

利用用途を広げるドキュメント設計で記載と管理を推進しよう(後編)
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こんにちは。カケハシで開発ディレクターの笹尾です。 前編の方針を踏まえ、ここからは具体の記載方針と運用に踏み込みます。 はじめに ドキュメント設計はアーキテクチャ設計と同義です。求められるのは、スケールと複雑性に耐える持続可能な設計です。 最初から完璧は狙いません。想定できない課題も多いため、『作る→使う→直す』のループで育てながら、変化を受け入れやすい設計を目指します。 本記事を通して、ドキュメント成長過程の楽しさに触れ、チームがドキュメントに触れ合う機会を作る参考になれば幸いです。 実際の記載方針を設計する 前編で定めた大まかなドキュメント設計の方針を、「どこに/どのフォーマットで/どんな…
2ヶ月前